京成杯AH 予想

第54回京成杯AH(GIII)

おなじみのハンデ戦である京成杯オータムハンディキャップであるが、今年は14頭ということで、まずまず楽しい競馬が期待できそうなメンバー構成となった。
注目は、今年に入って絶好調をキープしている56kgのエアラフォン(4枠5番)だろう。
これが人気になることは間違いなさそうだが、とにかく開幕週ということを考えると、枠はよかったが、あまりにも脚質が向かないという気がしてならない。
開幕週の恩恵を、そして枠順の有利不利をハンデ以上に気を使わなければならないコースだから、もっと内の馬を狙ってみたい。

3枠4番のマイネルフォーグを中心にとった。
この馬も相手なりに走ることもあれば、気が向かなければ大凡走もあるという、実につかみどころのない馬ではあるが、54kgでも休み明けで、完全な人気の盲点になりそう。
実績の面から見ても、今年は「逆らわないほうがよい」というクラスの馬は出走してきていないから、ハンデ戦だけに積極的に穴を狙いたい。
穴をあけるとすればこういうタイプだろう。

相手は最内のコスモセンサーにした。
ここで56kgは少々見込まれた感もあるが、しかし先にも述べたように、ハンデよりも枠順を重視しなければならないこのレースだけに、ハンデ面での不利は承知で、この馬の戦効力に期待したい。
マイネルファルケ(7枠11番)あたりが同系のタイプだが、マイネルファルケ自身がこのところ精彩を欠きに欠いているだけに、最内ならハナは譲れないところ。
うまくマイペースで運べれば、ここはチャンスが大きいとみる。

そして単穴は、前述と矛盾するようだが、敢えてマイネルファルケを挙げる。
同じ負けるにしても、あまりにもひどい負け方が多くなってきているマイネルファルケだが、しかし、前走の関屋記念では、柴田大知騎手が思い切った逃げを打ったことで、少し良かったころの走りを思い出す可能性もあるのではないかという思いで、ダメモトの単穴にした。
前走の逃げがカンフル剤になってくれれば、56kgはむしろ有利だ。

押さえの筆頭は、2枠2番のオセアニアボス。
中山は、意外にも今回が初参戦ということになるが、この馬は中山がいかにも合いそう。
そして、安藤勝己騎手が引き続き手綱を獲るレインボーペガサス(5枠7番)、53kgのドモナラズ(6枠10番)、メイビリーヴ(7枠12番)の2頭、シブく突っ込んできそうなムラマサノヨートー(4枠6番)、そして人気のエアラフォンという順にした。
ただ、ドモナラズは速い時計に少し不安があるだけに、少しでも時計がかかる馬場になったら、という形にしたい。

余裕があれば横山典騎手のフィフスペトル(5枠8番)も押さえておきたいところだが、ハンデ面があまり有利ではないので、今回は見送るつもりでいる。

気分も新たに秋競馬のスタート、何とかしたいと思うが・・・
レースポイントのところでも「穴メーカー」と言ったが、マイネルフォーグの激走に期待したい。
上位3頭で決まれば、今年の負け分を取り戻すどころか、今年の勝ちは早くも決定するような配当が転がり込むことになる・・・
何とか頼む、マイネルフォーグ! 何とかしてくれ、丹内ジョッキー!

◎ マイネルフォーグ
〇 コスモセンサー
▲ マイネルファルケ
△ オセアニアボス
△ レインボーペガサス
△ メイビリーヴ
△ ムラマサノヨートー
△ エアラフォン
重注 ドモナラズ