競馬予想

日曜東京 第7回ヴィクトリアマイル(GI)

上位拮抗という感じの今年のヴィクトリアマイル、もちろんフルゲート18頭の古馬牝馬が集い、好勝負必至である。

注目は5冠牝馬のアパパネということになる。
陣営はいろいろと工夫を凝らし、調教後馬体重も唯一「マイナス」を示し、どうやら絞れた印象。
まさに「背水の陣」という、やや悲壮感をともなっての出走となる。
アパパネは4枠7番の好枠に入った。

これに対する伏兵陣も多彩。
しかし中でも注目はなんと言ってもオールザットジャズ(7枠14番)だろう。
エリザベス女王杯を境としてメキメキと力をつけ、いよいよ頭角を現してきた感じ。
前走の福島牝馬ステークスは重賞初制覇であったが、とてもそんなふうには見えなかった。
このレースをぶっちぎって優勝しているウオッカと同じ角居厩舎で、お父さんも同じタニノギムレットということで、これは何かを暗示しているのだろうか?

そして、昨年はあと一歩及ばずの競馬を続けてきたホエールキャプチャ(6枠12番)が、前走に続いて横山典弘騎手とのコンビで初戴冠を狙う。
仕上がりはいいようだ。
そして、前々走の中山牝馬ステークスの逃げ切りが鮮やかであったレディアルバローザ(1枠2番)も、前走また少し身体が太かった印象も残ったが、暖かくなって絞れてくるようなら警戒が必要だろう。

で、展開面であるうが、前走の阪神牝馬ステークスを見ていると、どうやら福永騎手とレディアルバローザははじめから行くつもりはまったくなかったという印象がある。
ここもおそらく控えるはず。
とすると、武豊騎手のエーシンハーバー(7枠15番)がおそらくここはスローに落としての逃げということになりそう。
さらにはウィリアムズ騎手ならおそらく早めの競馬になると思われるドナウブルー(8枠16番)、人気のホエールキャプチャも前のほうに位置どることになるだろう。

もちろん最内をひいたマルセリーナと田辺騎手も人気になるだろうが、いずれにしても超スローになることはなさそう。
スローの決め手比べの典型的なレースになると見ている。

中心はマイネイサベル(2枠4番)
ホエールキャプチャはこれまで本当にあと一歩という競馬を繰り返してきたが、このマイネイサベルはホエールキャプチャと何度も対戦があり、良馬場で体調さえ整っていれば、このマイネイサベルという馬はそれほどホエールキャプチャに負けていない。
前々走の中山牝馬Sでは初めてホエールキャプチャに先着を果たした。
ホエールキャプチャはこのメンバーに入ってもおそらく2~4番人気ぐらいになるはず。
であれば、典型的な左回り巧者のマイネイサベルがわずかに逆転の余地もあるのではないか、という考えにした。

これまでマイル戦というよりは中距離戦ばかりを使われてきたが、このマイネイサベルのあの決め手をみていると、あまり距離は延びないほうがよい印象がある。
得意の府中、しかもマイル戦、この舞台がベストだろう。
鞍上の松岡騎手は、このレースをコイウタで勝って大穴を開けたことがあったが、ここも・・・の期待である。

相手はフミノイマージン(5枠10番)なのだが・・・
うーん・・・さっき気づいて思わず声が出てしまったのだが、どうして乗り替わってしまったのだろう?
そんな必要はどこにもないと思うのだが。
いやもちろん池添騎手で悪いことはないのだが、うーん、フミノイマージンはやっぱり太宰騎手でチャレンジしてもらいたかったなぁ・・・

もう決まってしまったことは仕方がないが、とにかくこの馬は堅実。
距離にもペースにもそれほど影響されないし、スローの決めて勝負ならこの馬に一日の長がある。
エリザベス女王杯のときには少しテンションが高すぎた印象だったから、そのあたりの気配は少しチェックしたいところ。
もうこうなったら(伏兵だと)大舞台に強い池添騎手に頑張ってもらおう。

そして単穴。
アパパネの取捨は非常に難しいし、オールザットジャズの末脚もとにかく怖いのだが、ここはポテンシャルの高さをとって、アプリコットフィズ(6枠11番)の一発に期待したい。
府中のマイル戦はベストと思われる同馬は、昨年のあの不良馬場でタイムさなしの2着に追い込んだ富士ステークスが印象的であった。
あのときの勝ち馬は、後にマイルチャンピオンシップを優勝することになるエイシンアポロンであった。
先週と同じ馬場なら、少し時計がかかるくらいのほうがこの馬にはいい。
逆転もあると思う。

そして押さえの筆頭はホエールキャプチャでしかたがないか。
何とか悲願をかなえてあげたいと思うのだが・・・「ここで」は困る。
そしてオールザットジャズは当然。
あとは先にいけるドナウブルー、阪神牝馬Sを逃げ切って今回は内田騎手に乗り替わってきたクイーンズバーン(4枠8番)、さらにはナイスネイチャのキャラクターとどこかかぶるレインボーダリア(8枠17番)まで押さえる。

もちろんアパパネが復活するシーンも見てみたい気はするのだが、何かちょっと苦しい気がする。
いや、もちろんビックリさせてもらってもかまわない。
頑張ってもらいたい。

◎ マイネイサベル
〇 フミノイマージン
▲ アプリコットフィズ
△ ホエールキャプチャ
△ オールザットジャズ
△ ドナウブルー
△ クイーンズバーン
△ レインボーダリア


土曜東京 第57回京王杯SC(GⅡ)

難しい組み合わせになった。
フルゲート18頭で行われることが多いという印象もある京王杯スプリングカップであるが、今年は15頭ということで、やはり今年はそれほど登録が多くなかったこともあって、このレースとしては比較的落ち着いた頭数となった。

ただ、府中の芝1400m戦で、しかもレースを引っ張る馬がまったく見当たらないということで、これは流れも相当落ち着いてしまうのではないかという組み合わせになった。
この時期のことだから一概には言えない部分もあるが、また昨年の天皇賞・秋のように急激に馬場が速くなるようなことがなければ、良馬場で行われることを前提として、今年は1分20秒台後半から場合によっては21秒台ということもあるのではないかという気がする。

先週までと同じ馬場で行われると仮定して考えると、今年の馬場は前が止まらない馬場ではない。
差し・追いこみ勢も十分台頭可能な馬場になっている。
しかし先週のNHKマイルカップのように、スローで逃げれば普通に逃げ切りも十分可能な馬場という意味で、何か久しぶりにまともな馬場で行われている印象が強い今年の府中の芝コースである。
ということで、行く馬がいればその馬が断然有利に働きそうな今年の京王杯SC、何が行くだろう?

人気を見てみると、おそらく高松宮記念2着のサンカルロ(2枠2番)ということになるのではないか。
距離的にもこの距離は一番得意とするサンカルロ、おそらく少し抜けた人気になるのではないかという気がする。
そして、休み明けでも大丈夫なストロングリターン(5枠8番)がその次あたりか。
もうその次というと本当に横一線という感じもする今年のメンバーであるが、サンカルロにしろストロングリターンにしろそれほど積極的に行くタイプではないから、もちろん穴馬を探すとすれば前にいる馬ということになる。

ふと気がつくと、これも人気の一角を形成するはずだが、6枠11番に入ったジョーカプチーノは久々に藤岡康太騎手に手が戻っている。
このメンバーで藤岡騎手であれば、ジョーカプチーノが行きそうな気配がムンムンと漂うのだが・・・
ただ、ジョーカプチーノはもしかしたら3番人気になってしまう可能性も高いから、とても穴馬とはいえないが、しかし、上位2頭とは少し開きがあると思うし、対抗以下を少し狙うことにして、ここはジョーカプチーノにした。

高松宮記念組はあまり相性がよくないこのレースでも、ジョーカプチーノの場合、自身寒い時期はなかなか絞れないところがあり、何か前走のスプリントGIが「叩き台」のようなレースになっていたような気がしてならないのだ。
ようやく暖かくなってきて、さらに輸送があれば、今度こそしっかりと絞れてくるのではないかという目算。
このところジョーカプチーノらしさがまったく出ていないが、印象どおり、身体が重かったと判断する。
何とか復活してもらいたいという願いも込める。

そして相手、ここはひねって7枠13番のインプレスウィナーにした。
父はフサイチコンコルドで、母の父はブライアンズタイム、さらにお母さんの系統をさかのぼるとタマモクロスの名前が出てくるこの馬、どう考えてもこういう距離は合いそうもないのだが、ただ、成長力という意味では非常にたくましさあふれる配合。

フサイチコンコルド自身キャリアが少ないまま引退してしまったから、ニジンスキーかサドラーズウェルズかどちらが出ているのか少し判断が難しい面もあるのだが、タマモクロスのように素質が開花したら一気に花開くこともあるのではないかという気がしている。
別にタマモクロスが入っているから言うわけではないが。
中央では年々数を減らしている印象もあるフサイチコンコルド産駒、芝ではなかなか思うように走る馬が出てこないが、この馬にはがんばってもらいたい。

単穴は、大外枠に入ったサクラゴスペル。
これは1000万、準オープンと連勝して、オープンで初の競馬がいきなりGIの高松宮記念であった。
結果的に9着に敗れていたが、勝ったカレンチャンからはコンマ5秒差と、57kgでもいくらも負けていない。
今回は56kg、どうやらこの馬も本格化したと言ってよいのではないか。

このところすっかり脇役のイメージが強くなってしまった印象もある横山典弘騎手だが、サクラの勝負服を着ると、なぜか大外を突っ込んでくるイメージが強く湧いてくるのだが・・・
そういう人馬に期待したい。

休み明けでも走るストロングリターンは当然押さえるし、実績的にサンカルロも当然ということになるのだが、あまり時計が速くならない前提で、ヤマカツハクリュウという馬を少し買ってみたい。
前走はマイラーズカップを4着と頑張ってしまったが、とにかくインしか伸びない馬場の内々を突っ込んできたものだったから恵まれた部分も多少あったとは思う。
しかしこの馬自身、少し前くらいからだいぶ力をつけてきている印象があったから、これはあまり軽視しないほうがよいかもしれない。
そしてグランプリボス(8枠14番)とエーシンホワイティ(4枠6番)まで押さえることにする。

今年はあえて「宮記念組」に期待したい。

◎ ジョーカプチーノ
〇 インプレスウィナー
▲ サクラゴスペル
△ ヤマカツハクリュウ
△ ストロングリターン
△ サンカルロ
△ グランプリボス
△ エーシンホワイティ

土曜京都(8R) 第14回京都ハイジャンプ(J・GⅡ)

土曜日の8レースに組まれている今年の京都ハイジャンプであるが、今年は12頭、芝の3930mの障害戦である。
このメンバーに入ると、先日の中山グランドジャンプで2着と頑張ったバアゼルリバー(6枠8番)が少し抜け出した人気になりそう。
ただ、この馬は少し使われる間隔が詰まってきている印象があるが、まあ力的には素直にここでも主力ということでいいだろう。

このバアゼルリバーをめぐる争いということになるわけだが、今年の12頭はなかなかの好メンバーがそろい、本命党の人からすれば、おそらく「バアゼルリバーの2着争いが混戦」という評価になるのではなかという気がする。
で、人気面ではたぶんオープンで好走した組+同じステップのテイエムハリアー(3枠3番)ということになるのだろう。
そのレースでは、マーベラスカイザー(4枠4番)とシゲルジュウヤク(1枠1番)が際どい勝負を演じ、マーベラスカイザーがこれを制していた。

そして、オンワードシェルタ(5枠5番)それほどこれら2頭とは差がない競馬だった。
そしてアドマイヤテンクウ(7枠9番)もそれほど離されてはおらず、少し不可解な惨敗を喫していたテイエムハリアーだけが大きく離されて敗れていた。
ただ、テイエムハリアーの実力は誰もが認めるだけに、少し人気を落とす程度で、むしろちょっとオイシイ可能性もある。

そして、私が当初本命にする予定であったのが、3月のペガサスジャンプステークスでマジェスティバイオの1秒3差の3着であった9歳馬、大外のエムエスワールドなのだが、年齢的に、そしてあまり目立たないキャラクターからそれほど人気にならないものと考えていたが、やはりあの内容だとだいぶ人気してしまう可能性が強いかな、という気もしている。
ここに多くが使われてきているオープン戦がどういう内容だったのかちょっと判断がつかないので少し難しいのだが、私はこちらエムエスワールドのほうが上位かな、という気がしているのだが。

で、本命はそのエムエスワールドのひとつ内の8枠11番に入ったヤマイチコマンドという馬にした。
障害入り後ここまで5戦を走ってきたが入障3戦目のオープン初挑戦(今年3月)でぶつかったのが、今回人気になるバアゼルリバーであった。
このときはバアゼルリバーと6秒以上の大差で敗れていたが、その後はナリタシャトルの3秒7差5着、そして前走は、着順こそ8着と落としたが、着差は勝ったマーベラスカイザーと1秒7差ということで、毎回2秒以上着差をつめているというのが頼もしい。

ジャンプレースの場合、あまり時計で比較がつかないため、着差に注目せざるを得ないという部分もあるのだが。
でも、着差が広がっているわけではないので、ここはジャンパーらしいシブい血統のヤマイチコマンドの逆転に期待する。

そして、相手は先にも触れたとおり、エムエスワールドをとる。
この馬は昨年障害入りしてもうすぐ1年、ほとんど休みなく使われること7走して、馬券圏外に去ったのはドングラシアスが勝った小倉ジャンプステークス4着の1回のみ。
すべて掲示板確保の全ジャンプ成績は[2,1,3,1]という抜群の安定感を誇る。
ジャンプレースのように、スタート前から波乱含みのレースにおいてこういう成績は、買うほうからすれば非常にありがたく、またエムエスワールド自身本当にすばらしい。

エムエスワールドはステイゴールド産駒。
サンデーサイレンス系でも長距離に適正が強いアドマイヤベガ産駒とステイゴールド産駒はジャンプレースでも活躍馬が多い印象がある。
確かマイネルネオスも同じステイゴールド産駒だったと思うし、メルシーモンサンやトーワベガといったアドマイヤベガ産駒もジャンプのタイトルホルダーだった。
そういえば先日引退を発表したキングジョイも、天皇賞・春3着があったマーベラスサンデーの子だったか。
ちょっと無理やりではあるが、血統的な後押しもいちおうある。

そして単穴は、実力は間違いないテイエムハリアー。
すこしムラがあることは否めないが、しかし時計がとにかく速い今の京都では、かなり悪い馬場だった中山GJで好走した人気のバアゼルリバーを上回る可能性もわずかにあるのではないか。
テイエムオペラオー産駒は残念ながら平地ではまったく走らないが、ジャンプではこの馬がタイトルホルダーになった。
同じサドラーズウェルズ系のマジェスティバイオはオペラハウス産駒、現在強いチャンピオンとして君臨している。

押さえはもちろんバアゼルリバーということになる。
そして、若いマーベラスカイザーとシゲルジュウヤクは当然押さえる。
あとはオンワードシェルタ、穴ではテイエムブユウデン(7枠10番)をいちおう挙げておく。
ここまでとする。

◎ ヤマイチコマンド
〇 エムエスワールド
▲ テイエムハリアー
△ バアゼルリバー
△ マーベラスカイザー
△ シゲルジュウヤク
△ オンワードシェルタ
△ テイエムブユウデン

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