朝日CC 予想

第62回朝日CC(GIII)

秋競馬の開幕は、伝統のGIII戦、阪神の芝2000mで行われる朝日チャレンジカップである。
例年日曜日に行われることが多いが、今年は土曜の阪神のメインである。
WIN5の対象ではないので、ご注意いただきたい。

今年の朝日CCは9頭と少頭数になった。
戦ってきた相手を考えると、大外に入ったとは言え、やはり4歳牝馬のレディアルバローザが抜けた人気になるのではないか、というメンバー構成になった。
展開的には、前走小倉記念で復帰したホクトスルタンのペースになりそう。
ホクトスルタンは6枠6番に入った。
川田騎手が引き続き手綱を獲るようだから、おそらくホクトスルタンが行くだろう。
あとは3枠3番・エーシンジーライン、あるいはお隣4枠4番のミッキードリームあたりも行きたいクチだろうが、これらはハナにはこだわらいから、ホクトスルタンのマイペースが可能になりそうな組み合わせだ。

人気のレディアルバローザは先行集団の直後の絶好位から競馬できるから、持ち時計もあるだけに、開幕週のここは崩れない。
となると、人気どころも敢えて買わなければならない組み合わせとも言えそうだ。
そして、開幕週だからかなり前がかりの競馬になることは明らか。
とすれば、穴は差してくるタイプということになる。

この頭数で岩田騎手が乗るから、それほど人気は落としそうもないが、アドマイヤメジャーから入ろうと思う。
2枠2番に入った。
基本的に追い込んでくる競馬が多いアドマイヤメジャーではあるが、しかし岩田騎手は極端な競馬をあまりしない上、好枠2番枠だけに、ここは意外と強気の競馬になるのではないかというイメージでこの馬にした。
やはりこのメンバーで直線一気というのは勝ち馬としては候補に挙げづらいというのが正直なところであり、であれば、岩田騎手特有の「勝負勘」に賭けてみたい。

そして相手は、ここはチャンスが大きいと考えられるホクトスルタンにした。
目黒記念のころの状態にはまだ一歩という印象だが、しかし前走の小倉記念はプラス22kgで前がバタバタと止まるペースをこのホクトスルタンと川田騎手が作り上げ、レース自体のレベルを非常に高いもの(上がりは33.3-36.4)にした。
川田騎手のあのファイトを、もう一度ホクトスルタンに吹き込んでもらえれば、一歩のデキでもこの相手ならチャンスは十分。

このメンバーだと、もしかしたらある程度人気になることも考えられるが、前走ブービー負けということで、連ではそれほど売れないだろうという希望的観測で、ホクトスルタンを相手とする。
本当なら次あたりで全盛期のデキを取り戻すのではないかという気もしているが、次は人気になってしまう可能性もあるので、買うならここだろう。
もちろん、心情的には「応援団長」のつもりである。
がんばってほしい。

単穴は、56kgという斤量は久しくなかったサンライズマックス(7枠7番)が、その待望の56kgということで、阪神コースが決して得意とは思わないが、この馬も復活を期待したい。
平坦巧者は明らかだが、少なくとも内回りというのはサンライズマックスにとってはいく分好都合と考えることはできる。
この馬も差すタイプだが、そろそろこのレースも差しが決まりそうな気もする。

あとは当然レディアルバローザ、58kgでもそろそろ走って不思議ないヤマニンキングリー(8枠8番)、絶好調ミッキードリームまで押さえる。
本来であれば、先に行けるエーシンジーライン(3枠3番)も押さえたいところだが、少頭数なのでここまでということにする。

馬券よりも何よりも、ここはホクトスルタンの走りに大注目してレースを楽しみたいと、個人的には思っている。

◎ アドマイヤメジャー
〇 ホクトスルタン
▲ サンライズマックス
△ レディアルバローザ
△ ヤマニンキングリー
△ ミッキードリーム