帝王賞 予想

競馬予想番外編~帝王賞の予想

「ダートのジャパンカップ」はもちろん「ジャパンカップダート」、そして「ダートの有馬記念」が有馬記念の後に行われる「東京大賞典」、だとすれば、「ダートの宝塚記念」だってあったっていいじゃないかということで、今年から(というか、たった今から)「ダートの宝塚記念」と呼ぶことにした「帝王賞」が、いよいよ明日(これを書いているのは6月29日)行われる。
メンバー的にも非常に豪華絢爛、新王者のエスポワールシチーを除く錚々たる面々が一堂に会した感もつよい、ダートのスターホースによる夢の競演と言っても過言ではないほどの好メンバーがそろった。

中央からは、エルコンドルパサー産駒で昨年の覇者でもある9冠馬ヴァーミリアン(福永)、ゴールドアリュール産駒のスマートファルコン(岩田)、そして、そろそろ巻き返しがありそうなサクセスブロッケン(内田)、さらには帰ってきた「絶対王者」のカネヒキリ(横山典)は復帰戦と、このあたりがかなり人気になりそうだ。
迎え撃つ地方勢はというと、今では中央でもすっかりおなじみになっている船橋の雄・石崎隆之騎手騎乗のセレン、今年で何回目の挑戦だ?と訊きたくなってしまうボンネビルレコード(的場文)は過去にこの帝王賞を制している。
そして、中央でもなじみの顔となりつつある戸崎圭太騎手のフリオーソ、さらには中央時代にはフェブラリーステークス勝ちもあるサンライズバッカス(真島)といったあたりも有力候補と言っていいだろう。

中央競馬に比べると地方競馬のシステムというか、発売状況はあまり詳しくないのでなんとも言えないのだが、おそらく売り出してまだ間がないのだろうか、12:32分現在の単勝オッズはかなり開きがある。
というか、ややメチャクチャな単勝オッズである。
ヴァーミリアンよりもカネヒキリのほうが売れていたり、そのヴーミリアンは単勝で30倍以上ついちゃってるし、スマートファルコンが人気になるのはよくわかるものの、それにしても現在単勝1.3倍だしと、現在のところまったくアテにならない単勝オッズである。
このまま推移してスタートするくらいなら、絶対にヴァーミリアンを本命にするといったオッズだ。

地方競馬に参戦した経験はほとんどなく、オッズなども中央とはずいぶん違う変動の仕方をするので、この時点で人気を云々できないのが少々つらいところではあるが、それでも意外と地方競馬は相性がいいのだ。
まだ中央で3連単が始まっていなかったころ、ちょっと用事があって大井競馬の近くまで行った際についつい競馬場に立ち寄ったところ、川崎競馬の場外発売をしており、「お、川崎競馬は3連単を売っているのか!!」と鼻息荒く名前を知っている石崎隆之騎手から数点パラパラと買ったところ、なんと、28万馬券が的中したのだ!

しかもその人気順が1着2番人気、2着7番人気(石崎騎手)、3着1番人気という10頭立ての結果だったから驚きであった。
単勝オッズだけしか見ずに買い、どうせ石崎騎手は人気だろうと思って電光掲示板を見て、私はてっきり2万馬券だと思い、「はぁ~・・・3連単はいいねぇ!上位人気2頭に7番人気が入っただけで3万近くつくんだもんなぁ・・・」と思ってニヤニヤしながら的中馬券を払い戻し機に突っ込んだところ、バサッとやけに大量のお札が出てきてちょっとハッとしたものだ。

地方競馬をバカにしていたわけではないが、器械が故障したのかと思ったのだ。
こういう場合どうしたらいいんだろうという良心の呵責とそのまま走り去りたい気持ちとの葛藤のさ中に私の視線がとらえたのが、払い戻し機のモニターの的中金額であった。
そこには「的中金額 28万コリャコリャ円」と表示されていたのだ。
なんだ、28万円で合ってたのか・・・ということで、当たりながらも妙にドギマギして、なんだか一人でバカみたいと思ったことがある。
そして実は今年、正月早々禁断症状が出てしまい、金杯まで待ち切れずに浦和競馬の場外に足を運んだところ、9万馬券が的中してその日の勝ちは「7万円弱」だったから、これはなかなかいいお年玉になった。

と、こんな具合に、初めての3連単、初めての浦和競馬で好結果を残しているのだ。
そして、実は私にとってこれが初めての帝王賞なのである。
ということで、まったく予想のスタイルがわからないものの、この場を借りてズーズーしく予想をしてみたいと思い立ってこのコラムを書いていたのだ。
だいぶ横道にそれてしまったが、では予想してみたいと思う。
どうかみなさん、帝王賞を当てたいなら絶対に参考にしないよう、お気をつけ願いたい。
もちろんここも「大穴予想」だ。

◎ アドマイヤスバル(勝浦)・・・・追える勝浦と深いダートが合いそうなスバル
〇 マコトスパルビエロ(安藤)・・・自力強化のマコト、最近この距離でも融通がきく
▲ カネヒキリ(横山典)・・・・・・「絶対王者」の意地を見せてほしいが、休み明けが「?」
△ サンライズバッカス(真島)・・・こちらはGI馬の意地を見せてほしい。そろそろ。
△ サクセスブロッケン(内田)・・・復調間違いなしも、東京大賞典より相手強い。
△ セレン(石崎隆)・・・・・・・・死んだフリして追い込みは石崎騎手の得意技。
△ スマートファルコン(岩田)・・・実績上位も距離が微妙に長い気が・・・

ということで、がんばりましょう!