フィリーズレビュー トライアル

第45回報知杯フィリーズレビュー(GII・桜花賞トライアル)

幸いにも、こちら桜花賞トライアルのフィリーズレビューに関してはそれほど大幅なメンバーの入れ替えがなかったから、これはある程度先週と同じスタンスで予想することができる。
枠順は入れ替わっているようだが、比較的同じイメージで予想することができるのはありがたい。
ただ、中山のフェアリーステークスで2着に頑張ったスピードリッパー(7枠14番)が横山典弘騎手とのコンビで出走してくるのは興味深い。

ということで、もうすっかり読者のみなさんにはバレバレになってしまったが、今年の牝馬戦線で一番注目していたカフェヒミコ(4枠7番)を引き続いて本命にする。
カフェヒミコにとって、おそらく休み明けはまったく問題ないだろう。
ポイントは芝と距離。
ただ、前走500万条件の内容を見る限り、芝でもまったく問題ないという印象が残っている。
そして、阪神の内回り1400mは、どちらかといえばスプリンターに有利に働くのは周知のとおり。

メンバー的に、有力どころがチューリップ賞をまとめて回避してしまった関係で、レースのイメージ以上になかなかのメンバーになったの事実だが、強烈な芦毛と、例年なら間違いなくチャンピオン候補の芦毛2騎がいないなら、手薄と言っても過言ではない構成になっているから、ここをアッサリ勝ってしまうシーンも十分考えられる。
また、これは単に「妄想」ではなく、十分それを期待できるだけの内容の前走であったように思う。

そして、相手はエーシンハーバー(3枠6番)と武豊騎手。
これは先週から評価をしなおした。
というのも、先週の予想のコラムを書きながらこの馬が気になって仕方なかった上、コラムを投稿した直後に猛烈に後悔したものだった。
であれば、せっかく先週にタイムスリップしたのだから、ここは改めて対抗。
まだ底を見せていないという意味では、カフェヒミコ同様魅力が大きい。
そして、このメンバーならそうした「新星」を狙いたくなってしまう。
「4頭目の芦毛」となるか?

そして単穴は、先週と同じくツルマルワンピース(3枠5番)にした。
阪神ジュベナイルフィリーズのゴール前、少し刺さりながら追い込んできたが、ということは多少距離が長かったのかという気もする。
であれば、1F短縮のここはチャンスが大きいだろう。
あとは、スプリンターの資質がありそうなラテアート(4枠8番)が押さえの筆頭。
これは逃げたり追い込んだりと、まだ自分の脚質が定まっていない印象があるが、とすればむしろこの1400mという中途半端な距離で良さが出てくる可能性もある。

その他の押さえも、基本的には先週と同じ面々なのだが、枠順が少し外になったオーシャンフリート(7枠13番)にチャンスが出てきたという気がする。
あとは、休み明けでも1週余裕ができた分、最内のマイネショコラーデはだいぶ調整しやすかったのではないか。
そしてフレンチカクタスは堅実。
このメンバーなら崩れはないだろう。

そして人気が予想されるドナウブルー(6枠12番)は、レーヴディソールと同等の評価が与えられていたころの輝きを取り戻すことができるか。
ドナウブルーにとっては「権利」では意味がない。
ここは自分との戦いということになる。

そしてスピードリッパーを最後に追加して押さえたいところではあるが、前走のフェアリーSは、勝ったダンスファンタジアがピタリと折り合っていたように、かなりのハイペースであったように、速い流れは向く。
ただ、それでも1400mはやはり少し距離が忙しい印象もある。
余裕のある人は押さえが必要ではあるが・・・

◎ カフェヒミコ
〇 エーシンハーバー
▲ ツルマルワンピース
△ ラテアート
△ オーシャンフリート
△ マイネショコラーデ
△ フレンチカクタス
△ ドナウブルー