ファルコンS　アフォード

いやぁ・・・
さあ、久々に競馬予想だと思って気合を入れた瞬間に、あの恐ろしい「緊急速報」が
が入り（木曜21時40分）、正直今、震えながら競馬予想に入っている。
まだまだ恐怖との闘いは続きそうだ。

さて、揺れも収まり、気を取り直して予想に入る。
まずは土曜の阪神のメイン、若駒のスピードを競う3歳のスプリント戦・ファルコンステークスである。
例年中京のスプリント戦で行われるこのレース、今年は中京の改修工事のために当初から阪神開催で行われることがわかっていたから、ある程度落ち着いて予想できるだろう。
特に、先週スキップした2レースが今週追加されることになるから、今週は、短距離、中距離、3歳戦、牝馬戦、ジャンプレースと、まるでブリーダーズカップを思わせるような「5重賞（5重『勝』ではない）ウィーク」だから、初日土曜のこのレースは重要である。

ということで、予想に入ろう。
まず間違いなく圧倒的な人気になるのが、サクラバクシンオー産駒のアフォード。
大外16番枠。
中舘騎手とのコンビで2戦2勝が共に芝で圧勝。
しかも良馬場、重馬場で他を寄せ付けず、逃げなくても好位にスッとつけることができるセンスにあふれるから、これは注目されて当然ということになる。
こんな時だから、将来性豊かな快速馬にスカッと快勝を決めてもらって、すがすがしい気分になるのも悪くはないが、そこは穴党のツライところ、スカッと勝ちそうな馬にスカッと重い印を打てる人種ではない。

我ながらイヤな性格だとは思うが、アフォードの圧勝の2連勝に無理やりケチをつけてみると、この馬はデビュー戦が福島、2戦目が小倉ということで、「平坦、小回り」のローカル競馬場しか経験していないことになる。
内回りとは言え、コーナーが緩やかな阪神コースでこれまでと同じような競馬で押し切ることができるのか否か、という疑問が残る。
しかも、良馬場とは言え、デビュー勝ちは秋の福島開催であり、高速馬場とは言え、2勝目は重馬場の小倉開催であった。
ということで、パンパンの良馬場のスピード決着は経験していないということになる。
であれば、ここは思い切った狙いが立たなくもない。

そこで狙ってみたいのが、ダンチヒの肌にクロフネという配合にスプリンターの資質の可能性を感じるウッドシップ(7枠14番)という牝馬にした。
どちらかといえばダートで良績をあげてきた印象があるが、前々送の紅梅ステークス（14番人気3着）をはじめとして、とにかくどのレースも人気以上の着順を残すのは、あのメイショウベルーがの3歳春を思わせるほどのものがある。
クロフネ×ノーザンダンサー系主牡馬というと、一昨年のこのレースの覇者であったジョーカプチーノ（母の父・フサイチコンコルド）という配合と非常に近いことから、「非快速系スプリンター」という可能性はある。
そう考えると、阪神回りはこの馬にとっては有利に働くのではないか。
ここも人気薄は必至だから、強気に期待したい。

相手はここがデビュー2戦目となるヘニーハウンド(8枠15番)にした。
これもデビュー戦を圧勝。
こちらは府中の芝1400m戦ということで、ペースは速くならなかっただけに、展開に恵まれた感もある逃げ切りであったが、行けないのであれば、人気のアフォードを見ながらの競馬が可能かな、という希望的観測も成り立つ。
父・へニーヒューズはストームキャットの流れを汲むヘネシーの産駒だから、確かに自身はスピードがウリであったことは否めないが、少しタフな競馬になったときのほうがむしろ良さが出る可能性もある。
折り合って爆発力を生かす競馬をイメージして岩田騎手に乗ってもらいたいという気がする。

そして単穴は、実は芝のスプリント戦が一番合うのではないかという印象が強い5枠9番のシゲルソウサイ。
ハナは速いし、番手からでも十分競馬できる強みはこのメンバーでも随一だろう。
これまでに戦ってきた相手も強かった。
そして当然人気のアフォードが押さえの筆頭。
アッサリのシーンも十分だろう。

あとは、プラス体重が見込めるファーマクリーム(6枠12番)と小牧騎手。
間隔が空いたが、この馬は多少使い減りする印象があるだけに、休み明けはむしろ好材料だろう。
そして、武豊騎手のアフリカンハンター(1枠2番)が芝でどこまでやれるか注目。
あとは四位騎手のスギノエンデバー(3枠6番)はキャリア豊富で、着ならありそうな気がする。
ここまで押さえる。
ここは敢えて「打倒バクシンオー産駒」を掲げて穴馬たちに期待したい。

そして、翌週に迫った高松宮記念と同じコースであることにも、特に時計面で注意して見てみたい。
また、4枠8番に入っていたエーシンヒットマンが取り消しになったので、注意してほしい。

◎　ウッドシップ
〇　ヘニーハウンド
▲　シゲルソウサイ
△　アフォード
△　ファーマクリーム
△　アフリカンハンター
△　スギノエンデバー