ダービー卿CT 大波乱

第42回ダービー卿チャレンジトロフィー(GIII)

今週から4月ということで、いよいよ本格的な競馬シーズン突入である。
西では天皇賞をはじめとする各路線の重要なステップレースとなる産経大阪杯が行われ、
視線は「王道路線」ゆえ、そちらに注がれがちであろうが、こちら東では、
おなじみのハンデ戦・ダービー卿チャレンジトロフィーが行われる。

ハンデ戦ということもあるが、中長距離路線のGI級の馬たちは、みな大阪杯のほうに向かうため、
こちらはローカル重賞のようなメンバーが集うことが多く、
馬券的な楽しみは非常に大きいのがダービー卿CTの特徴である。
しかも、ダイワメジャーやシンボリインディなどGI級のメンバーがときおり出走するにもかかわらず(シンボリインディは出走前にかわいそうなことになってしまったが・・・)、それでもなお荒れるのがこのレースの特徴だ。

今年も48頭が登録を済ませており、出走16頭に絞られてもなお、
レース前から横一線になることはわかりきっているメンバーになりそうだ。

3連単が始まって以降の5年、その配当は軒並み6けた以上で、
もっとも「安泰」であった昨年の配当は、18万馬券であった。
それ以前の配当を並べてみると、2008年は100万馬券、2007年は41万馬券、2006年は125万馬券、2005年は45万馬券と、隔年で100万超馬券となっていることから、このレース、「波乱含み」どころの騒ぎではなく、穴党だったら小躍りして喜ぶべきレースである。
そして、的中させてから激しくダンスすればよい。

そのためにも、「軸馬は何か・・・」などという、従来通りの馬券検討ではまったくおぼつかない。
「大穴をあけるならどの馬か」というスタンス(できれば複数ピックアップ)で、
ハナから手広く穴狙いに徹すべきレースであると言っても過言ではない。

と、これを書いている今この瞬間も、もう楽しくて楽しくて仕方がないという、
そんな魅力的なレースだ。
予想的にも毎年かなりいい線行っているという印象があり、
しかも、45万馬券は的中することができた。相性もいいのだ。
そして、思えば今年は「100万超馬券」の順番だ。
このレースが楽しくなくては穴党などやっていられない。
今年も攻めに攻めて、そして今年は久しぶりに的中させたい。

もちろんできることなら「100万超馬券」を・・・