マーチS 大波乱

第57回マーチS(GIII)

レースポイントのコラムのところで「別定戦」と書いてしまったが、
このマーチステークス、当然ハンデ戦である。
まず初めに訂正しておかなければならない。

ただ、いずれにしても「大波乱」を基本として検討しなければならないことは言うまでもなく、
しかもできれば2頭の穴馬を見つけて3連単で勝負したいレースである。

どの馬が人気になるかということすら予想しにくいメンバー構成であるが、距離不足とは言え、
このメンバーに入ればトップハンデ58kgでも12番のマコトスパルビエロは当然人気になるだろう。
勝ち運には見放された感があるものの、地力上位の13番ウォータクティクスもこのメンバーであれば再度人気になるだろう。
あとは、戸崎騎手のフサイチビージェイあたりが続くのだろうか。
ダートで新味が出た大外モンテクリスエスあたりも当然人気になる。

展開的にも微妙なところで、「行けば行ける」という馬が数頭いる。
このところ結果がともなっておらず、デビュー2戦目以来のコンビとなる中舘騎手が鞍上のウォータクティクス、もしかしたらこれが先導役を買って出るのではないかと踏んでいる。
また、オープン入りしてからというもの、スピード負けし続けている最軽量のポートラヴ、
これも「行ってこそ」の馬であり、思い切りのいい小林淳一騎手に乗り替わって、
ここは無理を承知で行く可能性もある。

ということで、「行く」という条件付きで51kgのポートラヴから買う。
枠順的にはウォータクティクスよりも行きやすい6番枠。
これが行けばマークはきつくはならない。
軽量を利して逃げ切る可能性にかける。
もちろん、テンに行けなければまったく競馬にならないリスクも大きいが、
このマーチステークスはこのぐらい思い切った馬をチョイスしなければまず的中することはできない。
無謀でもポートラヴの大駆けに期待する。

相手には村田騎手の54kg・ナニハトモアレを指名する。
意外にも中山初参戦となる同馬だが、前走の内容は鮮やかだった。
このメンバーでは人気の盲点になる可能性大である。

そして、53kgで江田照男騎手のゲンパチタキオンが単穴。
ポートラヴが行けないくらいのハイペースになれば、
ゲンパチタキオンには一番の展開利が期待できる。

あとは、前走大敗のマイディアサン、
人気になりすぎの可能性もあるが、いちおう押さえなければならないのがモンテクリスエス、
当然フサイチビージェイ、不調でもウォータクティクスの復活も十分ある。
あとはマコトスパルビエロまで押さえる。

◎ ポートラヴ
〇 ナニハトモアレ
▲ ゲンパチタキオン
△ マイディアサン
△ モンテクリスエス
△ フサイチビージェイ
△ ウォータクティクス
△ マコトスパルビエロ