ヴィクトリアマイル ブエナビスタ

第6回ヴィクトリアマイル(GI)

うーん、残念・・・
今年でもう6回目を迎える古馬牝馬のマイル女王決定戦であるヴィクトリアマイルであるが、ひそかに狙っていたサングレアズールが屈腱炎を発症してこのレースを回避するという、非常に残念なニュースが耳に入った。
ヴィクトリアマイルと言えば、2年目でおつりがくるほどの内容でリベンジは果たしたものの、あのウオッカでさえ一度は苦杯を嘗め、カワカミプリンセスも馬群に沈み、そして昨年、ブエナビスタも一瞬「まさか!」というギリギリの競馬であったことから、誰がどう考えても波乱の傾向は起こりにくいこのヴィクトリアマイル、しかし十分に波乱の要素を含んでいるのである。

そして、今年はどうやらその波乱の立役者となりそうだとひそかに期待していたサングレアズールが気の毒なことになってしまい、ついていないときはこんなものなのかなという思いを噛みしめているところである。
しかし幸い、まだ日曜日までには時間があるから、立て直して考えなければならない。
ウオッカが敗れたのは、第3回のレースであったが、このとき勝ったのがエイジアンウインズという伏兵であった。
その前年は、このレース最大の波乱となった第2回で、このときに人気していたのが、無敗でオークス馬に輝いたカワカミプリンセスである。

という具合に、傾向がまだはっきりしない上、私自身が現在ものすごく不調である兆候(本命馬4着病・・・)が如実に表れている昨今だけに、とても的中できる気持ちにはなれないのだが、今年も人気はブエナビスタで間違いないだろうから、自動的に、穴馬がいるとすれば先に行けるタイプかな、という気はしている。
しかしもちろんまったく自信がなく今は時間が解決してくれるのを待つしかない心境である。
ただ、ゴール寸前きっちりと差し切った昨年と同じステップでここに臨むブエナビスタではあるが、アパパネをはじめとして、昨年よりは明らかに手ごわいメンバーだから、ブエナビスタが敗れるシーンを目にする可能性も個人的には低くないと考えている。

ブエナビスタが負けたとしても、三冠牝馬のアパパネが勝ってしまってはまったく波乱とは言えないレースではあるが、どちらも頭をとれないというケースになり、しかもブエナビスタが馬券圏内から去ったとき、はじめて波乱となるのだろうから、その条件を満たす組み合わせの候補を少しでもピックアップして、毎年すごく的中できそうもないという印象のこのレースで、不調を払拭したいものだ。

さあブエナ、さあアパパネ、かかってきなさい!(どっちのセリフだ!と言われそうだが・・・)