WIN5 億

挑戦!WIN5!!!!!~五重勝の考察(3)

突然ではあるが、今、京都のプロキオンステークスと、中山の七夕賞の結果を見て、私は何か「ツキモノ」が落ちたようなすがすがしい気分でこの記事をかいている。
もちろん、金曜日の私の予想をご覧になった読者の方であれば、そして、その内容を記憶している方であれば、私がこれまで同様今回もまたもや「ハズレ」に終わったことはすでに明らかであると思う。
もちろん、私が「すがすがしい思い」になっているのは馬券が「ハズレ」たからではない。
そんなのかなりのヘンタイか、ちょっとした病人である。
しかし私はどちらにも属さない(と思う・・・)。

では、なぜ私がそんな晴れがましい気持ちでこの記事を書いているかというと、同じ「ハズレ」は「ハズレ」でも、その内容がこれまでとはだいぶ違うからだ。
そんなこと、当たってから言いやがれ!と、特に、おそらく私の予想を参考にされた超少数派のファンの方はそんな思いに駆られることだろう。
それはごもっともである。
まったくもって一言もない。
しかし、事実私は自分の予想とほとんど似たような馬券を購入して、今年初めて「納得のいく負け」であったと思えたのだ。
詳しいレース回顧は明日(実はすでに書いてしまっているが・・・)の「レースの感想」をご参考いただくとして、まずはその結果と内容を参照していただきたいのだ。

プロキオンSのほうは、三連単としては初めから参戦する予定はなく、WIN5だけを視野に入れて馬券を購入したのだが、「頭」をとる可能性の3頭に含めたのが、実に勝ったシルクフォーチュン(9番人気)、と12番人気のドスライス(ブービー負け)、そしてそして、なんと14番人気で4着(前とは差があったが)のコンティネントであった。
これまで絶不調のバロメータとなる「本命馬4着病」に苛まれ続けてきたから、コンティネントの「4着」というのはどこかネガティヴな響きをともなって私の脳裏を闊歩していることも事実であるが、しかし、一般的に考えれば、このまったくの人気薄の7歳馬が4着というのは、絶不調の私のこれまでの成績を考えれば、おそらく喜ぶべきところであろう(ですよねですよねですよね???)。

そして、七夕賞のほうでも、本命のダンツホウテイは位置取りを悪くした時点であきらめはついていたが、しかし、単穴に推していた7番人気のイタリアンレッドをしっかりと買っていたのである。
しかも、タッチミーノットとアニメイトバイオが逆になっていれば、「チョー久々」の的中であった。
函館メインの巴賞も、あの函館記念のまくりが忘れられなかった6番人気のマイネルスターリー1点で資金の膨張を防ぎ、そしてそのマイネルスターリーが期待に応えてくれたのである。

どうですか?
9番人気、7番人気、6番人気の馬券を持っていたなんて、少なくともこれまでの私の流れは今週大きく変わったと、そんなふうに思える、いや、思いたいのである。
そして、「WIN5のワイド」を売ってくれ~!!という心の叫びも今日は叫んだ。

しかし、誤解しないでもらいたいのだが、私が言いたいのは、「ホラ、なかなかいい予想してるでしょ?」などと、そんなちっぽけなことではない。
どうせ先週に続いて最初のレースを思い切り外してしまったのだから、実はドキドキ感は先週に引き続き、まったく味わっていないのである。
しかし、そんなことではなく、先週までどん底のどん底を味わってきた私は、ここに来てある大きな「キッカケ」をつかんだという手ごたえをヒシヒシと感じるのである。

では、そのキッカケは突然降って湧いたのか、というと、おそらくそうではない。
何がこれだけの激変(私はそう思います。そーなの!)をもたらしたのか――

そこで思い当たるのが、「WIN5」なのである。
すなわち、まったくもってはずれ続けていた先週、初めてWIN5に参加して、その「効能」が今週現れたのではないかという、実に画期的な結論を私は見出しているのである。
もちろんそれが正しいかどうかなんてまったくわからないし、単なる妄想かもしれないが、それでもいいではないか。
何しろ夢は大きく2億円なのだから。
今日も1億4000万超の払い戻しがあったから、これだけ頻発する「億超え」の馬券であれば、もしかしたらもう「2回目」を経験されているファンだっているかもしれないではないか。

私の考えでは、WIN5に参戦することで、(競馬的)思考回路に生じた何らかの欠陥を補う効果があったのではないか、ということなのだ。

ただ、気をつけなければならないのが、こうして「手ごたえ」を感じた翌週は、ほぼ例外なく「ひどい目」もしくは「痛い目」に会い続けてきた歴史がある。
来週こそ冷静に、本当に冷静に馬券検討しなければと思う。

どうですか、この前向きな発言は。
「本命!」だったトーセンジョーダンが天皇賞で故障を発症し引退、「本命!」と決めていたショウワモダンが引退に追い込まれた安田記念を経て、「実質本命!」と考えていたメジロラフィキが、中山グランドジャンプであんなにかわいそうな目に遭ってしまったのを受け、私はもう馬券など買わないほうがよいのではないかと心底悩んでいたが、競馬の神様は、まだまだ私を見捨ててはいないのだと、そんな思い(錯覚?)にかられるくらい、今日の負けは納得である。

さてさてさてさて、来週はどうする?
そして、どうなる!?