富士ステークスの競馬予想
別定戦で波乱になるレースと言えば、春のローカル福島開催の福島牝馬ステークスが有名だが、中央場所・府中の富士ステークスもまた「大波乱の宝庫」とも思われるような別定重賞である。
時期的にGIシーズン真っ盛りということで、GI級の馬の出走がないことから確たる軸馬不在となることが多く、これが波乱を演出する大きな原因として挙げることができよう。
特に、3連単が始まって以降の5年間では、その配当は9万に少し足りない8万馬券が「最安値」であり、「サウジアラビアロワイヤルカップ」のサブタイトルが付された2009年の富士Sでは、なんと200万を優に超える大波乱となった。
このときには勝ち馬が6番人気の中穴馬であったが、2着、3着は18頭立てでそれぞれ11番人気、15番人気の大穴が飛び込んでの大波乱、いかにも難しいレースであった。
また、3連単が2006年は、配当こそ20万馬券足らずであったが、勝ったのは18頭立てで16番人気のキネティクスということで、組み合わせ次第では夢の馬券も期待できるような波乱であった。
ちなみにこのとき2着に敗れたのが、GIでも再三にわたって好走を見せた圧倒的人気のエアシェイディであった。
ということで、何が飛び出すかわからないような、びっくり箱的なレースであるのが、この富士Sの大きな特徴である。
もちろん、それ以前に行われた富士Sでは、人気サイドの決着も見ていたことは見ていたのだが、全体的には波乱含みであるととらえるべきレースであろう。
ただ、開幕から間もない府中のマイル戦ということで、枠順の有利不利もそれほど考える必要はなく、さらにハンデ戦ではないので斤量面もそれほど開きがあるわけでもなく、さらにさらに紛れの生じにくいスピード競馬となるはずであることを考えれば、波乱の要素もそれほど多くはないはず。
ということは、逆転の発想で、意外と読みやすい波乱が用意されたレースであると言うことができるかもしれない。
