G3を徹底競馬予想

毎日杯の競馬予想

3歳クラシックを占う上で、トライアルレースがことさら重要になってくることは言うまでもないが、トライアルをあえて使わずに、クラシックとNHKマイルカップを両にらみで睨む馬たちもまた実に不気味な存在であり、また時として、そうした馬たちこそクラシックの「隠れた主役」となることも実際少なくない。
皐月賞へのトライアルレースが熱を帯びるころ、いわゆる「別路線組」とされる馬たちが好んで出走してくるのが、歴史ある毎日杯である。
阪神の芝1800mという舞台で争われるこの毎日杯、クラシックを視野に入れながらこのレースを使ってくる陣営はなかなか強気である。
というのも、弥生賞やスプリングステークスを使えば、トライアルレースの特典として「3着以内に皐月賞への『優先』出走権が与えられる」ことになるからだ。
賞金が足りていない組にとっては、この毎日杯で3着に入ったところで、クラシックを目指すのであれば、まったく意味をなさないということになる。
その上、桜花賞を目指すならわからなくもないが、関東圏で行われる春の牡馬クラシックを目指す馬たちにとって、仁川・阪神の舞台というのは、それほどメリットとはならないという考え方も成り立つわけだから、そこをあえて使ってくるのは相当の自信の表れである。
そういった馬たちが集うレースなのだから、この毎日杯、白熱しないはずがない。
実際、この毎日杯から数々の名馬が誕生してきた歴史はすでに知られる通りであり、そうした馬たちにとっては、賞金面や舞台設定などのファクターはあくまで第二次的、第三次的なファクターにすぎず、能力的に抜けた存在であることも少なくなかった。
その意味では、「名馬誕生」の瞬間を目の当たりにできるかもしれないレースでもある。また、その歴史とともに傷ましい過去も同時に刻まれてきたこの毎日杯、その意味では、レースや馬券を離れて、ほんの少しでも全馬、全騎手の無事を祈りたいレースでもある。