スプリングカップの競馬予想
春のマイル王決定戦と言えば、何と言っても府中のマイル戦の安田記念である。
古馬マイルGIは、春に関して言えばこの一戦のみということで、年明けの早い時期(2月の東京新聞杯あたり)から、虎視眈々と安田記念を目指す古馬のマイラーが徐々にステップを踏み始める。
そしていよいよ安田記念を具体的に展望しはじまるのが、同じ府中の芝1400mで行われるおなじみの別定GII・京王杯スプリングカップだろう。
毎年有力馬がひしめく激戦となることが多い京王杯SCであるが、距離的に本番よりも1F短いというのが大きなポイントとなるレースである。
というのも、スプリントGIの高松宮記念が3月に行われるようになり、高松宮記念から6月の安田記念に直行だと間隔が空きすぎるという陣営にとっては、恰好のステップレースになるのだ。
1マイルが本質的に長いという馬にとっても、1400のスピード競馬であればこなしてしまう馬も多く、もちろんローテーション的にも安田記念にはちょうどよい間隔になることから、なかなか難しいスプリント→マイルの「短距離統一王者」を目指す有力馬にとっては、かなりキーポイントとなってくるレースがこの京王杯SCである。
また、年によっては安田記念を目指して外国からこのレースに参戦してくるケースも少なくなく、その意味では、距離適性や日本の軽い芝への適性など、かなり難しくなることもある。
馬券的には比較的波乱になることが多いが、かつての勝ち馬・タイキシャトルのクラスの名馬に太刀打ちしても、いともたやすく跳ね返されるので、穴を狙うなら、混戦の年を狙うのがセオリーだろう。
かつてはドゥマーニという外国馬がまったくの人気薄で優勝し、2着にも同じく人気薄の日本馬・ビコ―アルファが入る規格外の波乱があったのもこのレース。
当時は馬連までしか売られていなかったが、3連単だったらおそらく史上最高配当であったことだろう。
時としてそういうことも起こるのが京王杯SCである。
