京王杯2歳ステークス 競馬予想

京王杯2歳ステークスの競馬予想

かつては府中の芝のスプリント戦で争われていた京王杯2歳(当時の年齢表記では「3歳」)ステークスであるが、1980年から距離が1400mに延長され、芝の1400戦の2歳GII戦と言えばおなじみである。
この時期の2歳1400m戦ということで、ここを使われる馬たちが目指す先は、当然年末の2歳牡馬チャンピオン決定戦である朝日杯フューチュリティーステークスということになるわけだが、こちらが府中の1400mであるのに対し、朝日杯は中山のマイル戦ということ、さらにはまだ路線も定まらない時期ということもあって、この両レースには特別に強力な相関関係はない。
もちろんかつて「怪物」と呼ばれたグラスワンダーは、「京王杯2歳S→朝日杯」というステップをまったくの完勝で乗り切ったわけだが、グラスワンダーはあくまでも「別格」と考えるべきだろう。
かといって、この京王杯2歳SからのちのGIホースが誕生していないかといえばそうではない。
歴史が長いレースだけに、あまり昔のことを振り返ってみても限りなくナンセンスに近くなってしまうので、ここ15年くらいの勝ち馬の中からピックアップしてみると、グラスワンダーの翌年には、翌年のオークス馬・ウメノファイバー、その4年後には、地方交流GIを勝ちまくったブルーコンコルドと言った名馬の名がのぞく。
つまり、芝の1400mという短距離レース・京王杯2歳Sを勝った馬たちではあっても、成長力さえあればクラシックディスタンスを、そして地方の深いダートをもこなすことができるようになるのだ。
スピードとパワーは表裏一体のところがあると考えられるが、この京王杯2歳Sは、早い時期にそうした潜在的なパワーが証明されるレースともなり得る。
ここ数年こそ、その後あまり目立った活躍をする勝ち馬に恵まれていないレースではあるが、過去の実績からすれば、いつまたグラスワンダー級の馬が出走するとも限らない。
その意味では注目度は変わらず高いレースであると言えるだろう。