フローラステークスの競馬予想
2010年のオークスは、桜花賞馬のアパパネとオークストライアルのフローラステークスを勝って本番に臨んだサンテミリオンが、中央競馬のGIで史上初の「同着」による両馬優勝であった。
この年のオークス自体がこうした歴史的な決着であったが、そのトライアルのGII・フローラSの勝ち馬・サンテミリオンもまた、ある意味歴史的な勝利であったということができる。
というのも、このフローラSの勝ち馬は、なかなかオークスを勝てないというジンクスじみたものがあったからだ。
もちろんそれ以前にフローラSの勝ち馬からオークス馬が出ていないわけではないのだが、そうした事例は、フローラSの前身であった「4歳牝馬特別(東)」の時代、1987年の名牝・マックスビューティまでさかのぼらなければならないのだ。
このフローラSが府中の芝2000mで行われるようになってからはこのマックスビューティただ1頭だけがオークス馬に輝いていた。
ということで、どちらかと言えばオークスを目指す牝馬にとっては「鬼門」となってきたフローラSであったが、それもようやく2010年に晴れて「正門(?)」となったかもしれず、これまでもオークスへの重要なトライアルではあったが、今後はその重要度もさらに大きくなっていくことだろう。
これで「フローラSを勝っちゃったらオークスは・・・」などという不本意な言葉もそろそろ聞かれなくなることだろう。
さてこのフローラS、馬券的にはどうかというと、特にここ最近は「とにかくカタイ」レースである。
しかしながら、このレースまですでに芝2000mという距離をこなしている牝馬はそう多くなく、しかもたいていここに出走してくる組は桜花賞には間にあわなかった組であることから、場合によっては不当な人気を背負った馬がこのレース限定で注目を浴びることがあるかもしれない。
そうなったときは波乱必至である。
よって、データに逆行するようではあるが、個人的にここは波乱を狙いたいレースだ。
