アルゼンチン共和国杯の競馬予想
府中の2500mといえば、春の目黒記念、そして秋のアルゼンチン共和国杯という、ハンデの2大重賞とも言うべき重賞がある。
どちらもおなじみのGIIだ。目黒記念は夏のグランプリ・宝塚記念に向けて、そしてアルゼンチン共和国杯は、同じくグランプリの有馬記念に向けて、さらには、ローテーション的には少々厳しいものがあるものの、ジャパンカップをも視野に入れる陣営も少なくない。
コース形態からもわかる通り、府中の2500mは、軽快なスピードだけではダメ、しかも重厚なステイヤーが勝つといったタイプのレースでもなく、そこにきてハンデ戦ということで、非常に難しく、予想のしがいがあるレースである。
とりわけ波乱含みなのが、秋のアルゼンチン共和国杯のほうだ。
特に3連単が始まるようになってからというもの、毎年「超」がつく好配当が飛び出すようになってきた。
力がなければ勝てないレースであると同時に、それまでその力が発揮できずにいながらも、「底力」を試されるシチュエーションであるアルゼンチン共和国杯で、そうした潜在的な「底力」が思わぬ形で発揮され、勝ち馬が「大穴」を演出するケースが多い。
そのため、このアルゼンチン共和国杯を優勝した馬がのちにジャパンカップや有馬記念に駒を進めるようなら、これはよくよくマークをしておかなければならないと言えるだろう。
実際、2008年のこのレースの優勝馬・スクリーンヒーローは、正直ここまではぱっとしないオープン馬であったが、このアルゼンチン共和国杯を優勝し、そして続くジャパンカップでは、揺るがない日本のエース・ウオッカを破って大金星の優勝を飾った。
このスクリーンヒーローの優勝は、アルゼンチン共和国杯のレースとしての価値を大きく高めるものとなった。
ということで、今後もジャパンカップや有馬記念を制するような「大物」を輩出するレースとなっていくかもしれない。
