秋華賞の競馬予想
桜花賞、オークスという春の牝馬クラシックを終えた3歳牝馬と言えば、かつて京都競馬場の外回りの芝2400mで行われていたエリザベス女王杯が最大の目標となっていたが、現在「3歳以上古馬」の芝2200mのレースへと条件変更されたため、オークス後にエリザベス女王杯を最大の目標とする3歳牝馬はほとんどいなくなった。
しかし、かわって設置された京都内回りの芝2000mで行われる秋華賞が、新たに3歳牝馬が目指す最大の目標となり、今ではもうすっかり定番のGIレースというところであろう。
かつてエリザベス女王杯と言えば、とにかく荒れるレースであることが記憶に深く刻み込まれているが、この秋華賞もまた、時として大波乱になることはすでにご存知のことであろう。
若い牝馬のレースだから、当然波乱を視野に入れての馬券検討となるのがこの秋華賞である。
旧条件のエリザベス女王杯が波乱となる要因は「距離」であった。
オークスは経験しているとは言え、春以上に距離適性を備えた新星が次々と春の有力馬を沈めていった歴史があった。
しかしこちら秋華賞の波乱の要因は、距離的な部分よりはコース設定の部分にそのバランスが偏っていると考えられる。
というのも、秋華賞が行われるのは、先にも述べた通り京都の内回りの芝2000mであることから、それほど長くない直線が平坦に近いコース設定になっていることも手伝って、完全な先行有利の馬場で行われるからである。
2008年に行われた第13回秋華賞で、夢の1000万馬券が飛び出したことは記憶に新しいところだろうが、このときの波乱の立役者と言えば、なんと18頭立ての16番人気で、当時はダートに良績が集中していたプロヴィナージュであった。
これも徹底先行タイプであっただけに、後続の有力各馬はまったくこのプロヴィナージュをマークせず、まんまと逃げ粘り(3着)をこのプロヴィナージュに献上していた。
このように、展開が波乱を演出することを忘れてはいけないのが秋華賞の特徴である。
