東京優駿(日本ダービー)の競馬予想
「競馬の祭典」という別称を与えられているのは、中央競馬の数あるGIレースの中でも東京優駿(日本ダービー)だけである。
ダービーの晴れ舞台に送り出す陣営も、馬券を買う側も、競馬にかかわるすべての者にとってダービーデーは「特別な日」であり、ダービーは「特別なレース」である。
府中の芝2400mに毎年ほぼ例外なく18頭が集い、世代のチャンピオンを決するレースが東京優駿であり、すべてのホースマンがダービーを目指す。
そんな特別なレースを的中させることができれば、競馬ファンにとってその1年は幸せな年であったと振り返ることができると言っても過言ではない。
もちろん天皇賞に次ぐ歴史を誇る日本ダービーだけに、実にさまざまな歴史を刻んできた。
完全無欠の父をしのぐ勝ちっぷりに酔いしれたトウカイテイオーの圧勝劇、三冠をはっきりと意識させたナリタブライアンやディープインパクトの走り、わずかデビュー3戦目にして世代の頂点に立った「奇跡のダービー馬」フサイチコンコルド、皐月賞に続く人気薄であれよあれよと逃げ切ってしまったサニーブライアン、並みいる男馬の強豪を切り裂く末脚が炸裂した牝馬・ウオッカの感動のダービー・・・
ちょっと思い出してみるだけで、次から次へと名勝負、名シーンが去来するのがダービーである。
どのレースも例外なくドラマツルギーに満ち溢れ、ダービーデーが終わりを告げればどの年も一様に襲われる虚脱感・・・そんなあらぬ副産物も、すべてダービーというレースが持つ威厳であり、パワーであり、情熱なのだ。
そして、このレースに限っては、出走馬の本場馬入場のシーンがまた感動的なのだ。
馬券に熱中するのはもちろん結構。
でも、すべての出走馬にとって一生でたった一度のチャンスをこれから迎えるその心境を推しはかるだけで、通常のレースでは考えられないような信じられないほどの感動が去来することを禁じえないのだ。
それが東京優駿というレースである。
