マイルチャンピオンシップの競馬予想
近年世界的規模でマイル以下のレースが重要視されるようになってきたが、我が国の短距離路線の整備もかねてから力が注がれてきており、芝・ダートとも短距離路線の充実が目立つようになってきた。
そのきっかけとなったのが、秋のマイル王決定戦のGI・マイルチャンピオンシップである。
春のマイル王決定戦で同じくGIの安田記念は歴史ある伝統のマイルGIと言っても過言ではないが、こちらマイルチャンピオンシップのほうはまだそれほど歴史があるというわけではない。
とは言っても昨年2009年までに26回の歴史を重ねてきているから、競馬ファンであればこのレースを楽しみにしない者はないだろう。
というのも、マイルチャンピオンシップは名マイラーの激しい叩きあいの歴史があり、我々競馬ファンにとっては忘れることのできない幾多の「名勝負」が繰り広げられてきたからだ。
オグリキャップとバンブーメモリーの壮絶な叩き合いをはじめ、長距離重視の歴史を刻んできた我が国の競馬にスピード競馬のおもしろさという「風」を吹き込んだのが、他でもないこのマイルチャンピオンシップであったのではないかという気さえする。
マイルチャンピオンシップの舞台は京都の芝、外回りの1600mの定番レースである。
この条件では比較的外枠が有利とされてきた時代もあり、レース自体かなりカタイ決着を見ることが多くなっている。
中には「一番カタイGIレース」と評する人もいる。
しかし、まったく穴党の出番がないレースというわけではない。
たとえば、名マイラーのトロットサンダーが勝った第12回では、18頭中16番人気という低評価ながら2着に突っ込んだメイショウテゾロが大波乱を演出し、杉本清キャスターの「外からテゾロだ!メイショウテゾロに間違いない!」という実況が印象に残っている。
そして、芝ダート、距離、馬場など一切問わない名馬中の名馬アグネスデジタルもこのレースを優勝したときには18頭中の13番人気の伏兵であった。
