フェブラリーステークス 競馬予想

フェブラリーステークスの競馬予想

その年のGI戦線のスタートを切るのがもうすっかり定着したダートのGI・フェブラリーステークスである。
日本の競馬は古くから芝の競馬が主流であったため、ダートホースというのは宿命的に「地味」という印象を植え付けられてきたが、日本初のダートGI・フェブラリーSが創設されて以来、少しずつその地味なイメージも払拭されてきつつある。
とは言っても、芝の路線整備に比べれば、ダート重賞戦線はまだ改善の余地は残っている。
そういった中でのGIだから、不確定要素が大きいために、印象以上に波乱の要素は含まれているとも考えられるのがこのフェブラリーSの特徴である。
また、アメリカ系の種牡馬が大量に輸入されてきている昨今、その産駒が芝で良績を挙げていたとしても、いつダートでアメリカ系血脈の血が騒がないとも限らず(というよりも、これだけサンデーサイレンス系の勢力が増大しているのだから、その系統の馬がダートで走らないはずはない)、これまで芝を主戦場として活躍してきた馬たちが、フェブラリーSで「ダートの血」を爆発させないとも限らないわけだ。
したがって、芝で実績を挙げている馬であっても、このフェブラリーSで積極的に馬券を買うことは、論理上成り立たないことはない。
ただ、これまでの傾向からしても、いきなりのダート競馬でGIを制することができるほど甘くはないのもまた事実である。
逆に、一定のステップを踏んでこのフェブラリーSに出走してくる「芝組」は十分に狙えるということにもなる。
その典型的な例が、唯一のGIタイトルをこのフェブラリーSで飾ったメイショウボーラー(タイキシャトル産駒)である。
メイショウボーラーは、基本的には芝の短距離に良績が集中していたが、ダート路線に転向し、しっかりと経験を積んで、ついにフェブラリーSのビッグタイトルを手にした馬だ。
この馬はそうした方向性を示した一例にすぎず、今後も同じ道を進む馬が現れるかもしれない。