第29回フェブラリーS(GI)
トランセンドがまたもや外枠(8枠15番)ということで、生粋のダートホースであるトランセンドが、スタート後の芝を長く走るというのがプラスに出ることはなさそう。
これだけ強い馬に対してアレなのだが、追う展開はあまりプラスとは言えないトランセンドは、まずスタートダッシュに注目が必要。
トランセンドがスタートダッシュにしくじったとしても、注目されるエスポワールシチー(5枠9番)と武豊騎手のコンビの出方も、好枠を引いたケイアイテンジン(3枠6番)をはじめ、とにかく先行勢が多勢を占めるだけに、やや微妙かな・・・との思いもあって、今年のフェブラリーステークスは展開が少し難しい。
さらに芝路線からの2頭、グランプリボス(7枠13番)とスマイルジャック(2枠4番)の参戦にも注目しないわけにはいかない。
特に注目は、ダートは間違いなく合うと思われるグランプリボスがどこまでトランセンド以下に食い下がることができるのかという点。
少し気分屋のところもある印象の馬だから、追える内田騎手なら少なくともマイナスはないだろう。
人気勢を見る形でダノンカモン(6枠11番)、この距離だとおそらくその後ろからになりそうなワンダーアキュート(5枠10番)は展開的には絶好の展開が期待できるかもしれないし、まだイマイチ信頼が置けるとまで言いきれない部分もあるが、おそらくシンガリ一気しか頭にないはずのシルクフォーチュン(2枠3番)は、追走に脚を使わされないことが条件とはいえ、あの末脚は人気勢にとって脅威には違いない。
これらに加え、大外テスタマッタ、セイクリムズン(4枠8番)、上がり馬トウショウカズン(7枠14番)あたりの伏兵陣も充実している。
トランセンドがスンナリ行けたとしても、今回はJDダートのような生ぬるい流れにはならないはず。
おそらくケイアイテンジンのほうが速いと思われるし、南部杯のような測ったようなペースにはならない(つまり、波乱になる)とみて、この距離でこのメンバーでは差しにまわる可能性が大きいヤマニンキングリー(4枠7番)にした。
ここ2戦は大敗しているが、この馬は芝の当時からどちらかといえばアテにはできないタイプで、しかしツボに嵌るとブエナビスタを破ってみたりと、ときおり大きな仕事をしてきた。
これは父・アグネスデジタルゆずりだろう。
前走は大井の「完ぺきなダートコース」で、あまりこの馬には合うとは思えなかったし、距離は違うが、シリウスSの内容は秀逸以外の何物でもなかった。
展開利に乗じてデムーロ(弟)がうまく乗ってくれれば一発の期待もある。
相手はダノンカモン。
これも先に行く馬たちを見ながら一番いい位置で競馬を進められる利がある。
中間はガラリ一変が伝えられているし、南部杯の内容は負けて強しであった。
ただ、トランセンドだけをマークして乗る可能性が大きい分、少しそこが心配なのだが、トランセンドは負けるにしても最後までギリギリ抵抗するだろうから、であれば、むしろ乗りやすいか。
そして単穴はグランプリボス。
サクラバクシンオー産駒ではあるが、タイプ的にこれも何かアグネスデジタルをにおわせる印象がある。
どう見てもパワータイプだけに、芝もダートもこなして不思議はない。
初ダートでいきなりGIという分だけ減点の単穴とする。
押さえの筆頭はトランセンドで仕方ないだろうし、注目はこの馬がフェブラリーS連覇を達成できるのか否か、この点だろう。
個人的に今回は苦しいのではないかと考えている。
JCダートがあまりにも楽な競馬にすぎてしまった印象があるからだ。
これから再び「世界」を目指すのだから、ここでもう一度気合を入れ直すことになる結果になるのではないかな・・・と。
深読みしすぎだろうか?
そしてテスタマッタは嵌れば一発の期待も抱かせるし、成長著しい内容の前走が評価できるトウショウカズン、意外と器用な面もあり、力はもうトップクラスと差のないワンダーアキュート、末脚が生きる展開になれば・・・のシルクフォーチュンまで押さえる。
今年最初のGIだけに、まずは的中でスタートを切りたいものだ。
がんばれヤマニンキングリー、ダノンカモン!
◎ ヤマニンキングリー
〇 ダノンカモン
▲ グランプリボス
△ トランセンド
△ テスタマッタ
△ トウショウカズン
△ ワンダーアキュート
△ シルクフォーチュン
