第17回シルクロードS(GIII)
高松宮記念はリニューアルオープンの中京競馬場で行われることになるが、その新たな中京競馬場で行われる新たな高松宮記念につながるシルクロードステークスということで、どうやらここも新たなヒーローが誕生しそうな予感は非常に強い。
そのヒーローというのが、もちろん注目のロードカナロアである。
自身3週連続重賞制覇を目指す福永騎手と、重賞2連勝を目指すロードカナロアのコンビは4枠7番に入った。
もちろんロードカナロアが注目されるのは当然なのだが、今回はこれに加えてもう1頭の注目の4歳馬がいるからおもしろい。
未勝利からの4連勝で一気にオープン入りしたサクラバクシンオー産駒・ダノンフェアリーである。
こちらはルメール騎手で4枠8番。
ロードカナロアは57kg、ダノンフェアリーは55kgでの出走となる今回、この両馬は好位につけて無難な競馬をするが、今回は行く気があればブンブン飛ばすこともできるヘッドライナー(5枠9番)の出方次第で展開は大きく変わる。
基本的に京都内回りのスプリント戦は、この距離にしては誰も追走に手間取らないような流れになりやすいことを考えると、もしもヘッドライナーが往年のスピードで相手などお構いなしに飛ばせば、ここはハンデ戦、意外と波乱の要素も実は隠されていると考えている。
エーシンダックマン(7枠13番)も速いが、こちらは枠が少し外だし、これが行ってしまうと展開的に「予想通り」ということになってしまい、流れは落ち着いてしまう。
それではちっともおもしろくない。
ヘッドライナーが思い切って行ったと無理やり考えて、「おもしろいほう」の展開を予想したい。
休み明けのツルマルレオン(8枠15番)にした。
牝系にはリファールをはじめとするスピード血統が目につくのは確かだが、しかしこの馬自身、とてもスプリンターとは思えない血統背景であることも事実。
ただ、注目はいかにも成長力がありそうな血統構成にあり、母・モアシルヴァーのお父さんはシルヴァーホークという、日本ではなじみの血統。
この時期の連続開催という、少しパワー重視の馬場はツルマルレオンに向きそう。
休む前にロードカナロアと1度対戦があり、このときにはツルマルレオンは57kg、ロードカナロアが56kgだったから、今回は当時に比べたらツルマルレオンは「3kgもらい」ということになる。
これは大きい。
骨折明けで不安が大きいのは確かだが、この馬は夏の猛烈に暑い時期をたまたま休養に充てることができたプラスが大きいのではないか、という考えにした。
少し無謀な気もするが、強烈なのが1頭いるわけだから、思い切った狙いで勝負したい。
さて相手。
まあツルマルレオンを本命にするために無理やりヘッドライナーに行ってもらうことにしたのだが、しかし可能性としてやはりエーシンダックマンがハナに行って、しかも流れが落ち着いてしまう可能性もこのコースで行われるならば十分あるわけだから、そのときには実は行ったエーシンダックマンが残す可能性も意外とあるのではないか。
ということでこれが対抗。
自分なりに理屈としてはたぶん間違ってはいないと思うのだが、しかし今回の予想の難点は、このロジックだと本命・対抗が共に上位に入ることはどうやらなさそうということになる。
まあ、本命も対抗もその他の印の馬も上位になんてほとんど入らない私の予想だから、これでよしとしようか・・・
単穴はロードカナロア。
この馬については特にない。
ただ、確かに成長段階を勝利とともに駆けあがってきた強さは認めるものの、実はこの馬はそれほど厳しい流れを経験していないというのがはたしてどうか。
そう考えると・・・ヘッドライナーが遮二無二行った場合、意外とコロッと負けてしまうシーンももしかしたらあるかもしれない。
いずれにしても、先を睨んでもう少し厳しい競馬を一度は経験しておいてもらいたいのだが・・・
押さえの筆頭は、少し時計がかかる馬場がベストのグランプリエンゼル(7枠14番)の追い込み、さらには夏の小倉、稍重の京都と、こちらもパワーが必要となる馬場のときに好走しているキョウワマグナム(3枠5番)、連勝の勢いは侮れないダノンフェアリー、57.5kgのハンデは厳しいが、今まさに再び春を迎えようとしている最内サンダルフォンも、直線平坦の京都なら好走可能か。
あとは、さすがにハンデが見込まれた印象は否めない、昨夏のサマースプリント女王・エーシンヴァーゴウも、あのスプリンターズSでは軽視して痛い目に遭ったから、ここは押さえておく。
今年は意外と波乱もあるんじゃないかなぁ・・・
◎ ツルマルレオン
〇 エーシンダックマン
▲ ロードカナロア
△ グランプリエンゼル
△ キョウワマグナム
△ ダノンフェアリー
△ サンダルフォン
△ エーシンヴァーゴウ
